もうひとつのもったいない
その昔、誰かがやってた「MOTTAINAI」(もったいない)キャンペーンはコケてましたが、だからといって、その理念や意識の大切さが損なわれたわけではありません。
昔も今もこれからもです。
こう言う人がいました。仮にHさんとします。
「日本人も物を大切にするっていうけど、こっちの人(マレー人)もホントに使えなくなるまで使うよ。『もういいだろう』と思って捨てようとしたものでも、使えるってわかると「いらないならもらっていいか」って使ってくれる」と。
Hさんは最初、自分が使った物、不要になった物を「使うかどうか」と聞くのは失礼と思って遠慮がちに聞いてみたらしいのですが、暮らすうちにマレーシアでは中古やお古といわれる物に対してあまり抵抗を感じないようなので、まだ使えるものは捨てる前に必ず聞くようになったそうです。
「こっちがうれしいくらいに、すごい喜んで使ってくれる」。
エージェントの人も言ってました。
「自動車は高級品で物価に比べて高く感じるけど、売る時、日本では考えられないくらい高く売れるから」と。
小さい頃に私がみた記憶のある車(日本車)をこちらで見かけました。
「まだ走るのか!?」という見た目です。
そう、ボロボロになるまで乗ってはいるが、決して大事にしてるという感じではないのです。
方や「長く使えるように大切に扱いながら使う」のに対して「物の寿命を全うさせるべく、使い切る」感じなのです。すべてに対して。
両方できればいいんでしょうけど。
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