日本品質
よく「日本のここがすごい」みたいなテレビやってますよね。
自画自賛の恥ずかしさを忘れている時点で、その番組は「日本品質」からは外れているわけですが、まあテレビに美意識を求めるのは期待しすぎというものです。
しかし、外国に暮らすとこの「日本品質」が恋しくなります。
でも、日本人に限ったことではないんです。
ドイツ人がこう言います。
「ペナンは暮らしやすくてよい。だけど、マレーシアのプロダクトは作りが甘い。
買ったばかりのシューズの靴底から何か出てると思ったら、ソールがすでに崩れ始めてた」
この方はドイツ品質と比べています。
「シューズは日本で買ってこい」とアドバイスしてくれました。日本製も信頼してくれているみたいです。ありがたい話です。
かゆいところに手が届く。
元来は行為に対する物言いだと思いますが、考え方はそのまま物作りにもあてはまります。
高機能すぎてかえって使い勝手が悪い製品を作ってしまうのは日本の反省点ですが、基本、使う側の事を考えて良品づくりに労力をおしみません。
良品、つくりの甘い製品、不良品‥、実はその境界ははっきりしません。
とりたてて安物を選んで買ったわけではないのに、ふがいないほどの耐久性、作りの甘さ‥
暮らすということは、物と暮らすことでもあります。最低限、生活に必要なものだけでもその数は少なくありません。
物の数が多ければ、それだけ作りの甘さを次々と、毎日のように、とっかえひっかえ、ある時は矢継ぎ早に、思い知らされるということです。
お察しください。
♬~(哀愁の旋律)
ヒロシです‥
買ったばかりのサンダル、水に濡れたら、あらゆる接着面がはがれてきました。
バスルーム用に2足買ってしまったとです‥
こんな感じでしょうか。
こないだ、日本から引っ越しの荷物がやっと送られてきました。
来馬してから住むところを決めたので、荷物はいったん日本のヤマト運輸にあずかってもらっていたんです。
引き取ってもらってから2カ月近くたっています。もちろん船便です。
かなり破損しているのではないかと心配でした。
こないだ受け取ったEMSの小包は、角はつぶれているし、あきらかに思い物を乗せられつぶれた形跡がありました。
そんななか、ついた荷物がこれ。
正直、驚くほどきれいでした。
ペナンにヤマト運輸の支店があるのも幸いしたのでしょう。
なんか「日本品質」を感じてしまったんです。
これだけ離れた場所に、これだけ時間かかってるのに、箱がビシッとしてるんです。
決してヤマトの回し者ではありません。
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