ドリアンの国
本日をもちまして、ドリアンを国内で生産する国を「ドリアンの国」と命名することにしました。
そう、ここマレーシアもその一つです。
今まで食した回数は片手にも満たないのに、その存在感の大きさというか、心に占める割合が桁違いな果物、そんな紹介の仕方でわかっていただけるでしょうか。
忘れた頃にふいにやってくる‥。いつもそうです。
ペナンで最初にバスに乗った時、いきなり逆行に浮かび上がる大きなシルエットはまさしく奴。
しかも「禁止」のサインとは!!
何かを暗示しています。そうとしか思えませんでした。
そして先日の夜、日帰りでKLに行った帰りのバス車内から道路わきに見つけました。
収穫時期だけ出現するドリアンの屋台。
とうとう、年に2回ある収穫期の1つが来たのです。
半年ほど前でしょうか、求めたわけでないのに入ってきたドリアン情報が2つあります。
1.ドリアンにも種類があり、味の方向性もいろいろで、初心者向け、玄人好みなどあること。
2.収穫時期が限られており、「ドリアンの国」といってもいつも手に入るわけではないこと。
当然ですが、ドリアン通と一緒に行った方が良いということもアドバイスされました。
そして、まさに今日の朝です!
エレベーター内、および受付階の通路があの、あの独特すぎる匂いで満たされいるではないですか。
時は来たようです。
旬は短いようなので、残された時間はあまりありません。
しかし、知り合いもいないので、まさに嗅覚を頼りに店を探しあたってくだけるしかないようです。
たしか、品種の中では「D-24がいち押し」と聞いたような‥。「D-24」と聞いてハードボイルドタッチな空気感を感じるのは私だけでしょうか。
名前は知られているが、なじみは薄く、そしてある意味で「危険物」と言っても過言ではない果物。照準を合わせるべき品種名は無機的な記号で語られ、しかもレアらしい。それらは日も暮れた頃に、電球に照らされた名もない道端の屋台に予告もなく並ぶ‥
十分に自分を駆り立てる準備は整ったみたいです。
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