バスにて
よくバスを利用します。
乗り方は簡単。運転手に行先を告げてお金を払い、チケットをもらうだけ。
冷房も効いていて車内は快適。
だけど小銭は必要です。おつりはもらえません。(でした)
難点は‥
いつ来るかわからないことです。
やや運転も荒いです。
子供は半額です。
日本人も多く住むペナンですが、今のところバスの中で日本人を見かけたのは2回ほど。基本的に車社会で暮らしているということです。
先日こんな事がありました。
炎天下の中、アイスクリーム片手におばちゃんが乗ってきました。
バスの車内は飲食禁止です。
運転手は「ダメだ!乗れない」と言って切符をきろうとしません。
ほとんど食べ終わる頃のアイスクリームなら、外に捨てて乗り込んだのでしょうが、どうみても食べ始めたばかり。
なんとかなると思ったのでしょう、おばちゃんは「多めにみてよ」とばかりにそっとバス料金を運賃箱の上に置いて運転手を上目づかいに見つめます。
でも運転手はダメなものはダメと首を横にふります。
しばし、沈黙。
回りの重客も興味津々、注目しています。
おばちゃん、腹をくくりました。
食べ始めたばかりのコーン付きアイスクリームを口中にねじ込みました。
子供用のミニサイズではありません。
のどの奥まで一気に突っ込んであごも広がりきっています。
まっすぐな人です。
物事をはかりにかけません。
身の危険とか、衆人環視の中の醜態とかより、次のバスを待つ方がいやなのです。
そして、そのままズカズカ車内中ほどまで歩いていきます。
見てたマレー人もこれには苦笑したりあきれたり。
「関西」の2文字が頭をよぎりました。
だってケンミンショーで語られるオカンて、こんなイメージです。
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